不登校の形にこだわらずに将来を考える
こんばんは。
不登校児の経験カウンセラー山田久美です。
ご訪問有難うございます♪
私の住んでいる長野県では明日が中学校の終業式となります。
明後日からはこちらでは子供達からは不評(笑)があるんですが、長くはない夏休みが始まります。
お盆明けには2学期が始まるんですね。
でも休みは休み、どう過ごすかも不登校児には課題かもしれませんね。
先日次女は中学3年生なので周りや学校も受験モード。
こんな冊子をもらってきてました。
「徹底分析、公立高校入試問題」
今年の春の受験問題を分析した冊子でした。
そんな時期か~って感じる。
夏休み中には高校への体験入学も予定されていて自分が行きたい高校はもちろん、行ってみたい、見てみたいという高校を体験しに行くんです。
これはもちろん公立高校だけのことを言っているのですが、不登校になっているお子さんは高校はどうしようか・・・悩むお子さんも多くなると思います。
学校へ行ってないし勉強がわからないから試験なんて無理!
いまいち行きたい高校が見つからない。
通信制高校へ行きたい。
色々な選択があるんです。
不登校になると内申書が出なくて高校行けませんって感じている親御さんも多いと思います。
でもね、内申書だけで学校へ行くわけではないです。
昔に比べて受け皿が多くなり選択の幅も広くなってきているのは事実です。
ネットで調べてみると色々な高校があります。
専門校
定時制
通信制
私も資料を取り寄せたり、電話で聞いてみたりして情報を集めました。
高校へ行くか行かないか?という選択を考えているお子さんもいると思うんです。
文部科学省の統計によると中学時代に不登校を経験した子供のうちの8割は卒業後5年後になんらかの形で就学、就労をしているという報告があります。
不登校だったから将来が心配・・・
親ならそうだと思います。
この子はどうなるのだろうか?
社会に適応できるのだろうか?
ちゃんと自立できるのだろうか?
親とすると不安で不安で仕方ないですよね。
学校に行く選択をするのか?仕事をするのか?
不登校やひきこもりになると親も現実的なことを考え悲観的になる。
でもそれって当然ですよね。
だって子供を心配しない親なんていないからです。
不登校児の将来はけして悲観的ではないんです。
私は不登校になったからこそ、将来を真剣に考え自分がやりたい、したいことを選択していくことができるのではないだろうか?と考えています。
ひと昔前は学歴社会でしたので、不登校やひきこもりとなると風当たりも強いものでした。
しかし今は学校へ通わない選択をした人の受け皿が多くなってきました。
働き方だって自由に仕事ができる環境だってあります。
そうやって世の中の選択が増えてきた時代に私達は何をしてけばいいのだろうか?
声を大にして伝えたいのは「形にこだわらない将来を考える」ことなんです。
学校にいかなければならない・・・
それは形にこだわっている将来!
学校という一般社会に行くことだけが将来ではないという事実を親自身が受け止める必要があります。
自分が将来どうしたいか?なんて今現在わからないかもしれません。
しかし子供は子供なりに自分の人生、将来を考えていないわけでもないんです。
私のお友達にもひきこもり経験のある男の子を知っています。
その子も今はアルバイトから始めて自分に何があっているのか?自分がこれからどうして行こうかを模索しつつもイキイキと過ごしているのを見ていると私まで嬉しくなってきちゃいます。
その子はちゃんと自分がどんな人間でどんなことが好きでどんなことが得意かをちゃんと分析できているんです。
そういう才能を私は応援していきたいと思っています。
話をしているうちにその子は自分が「学ぶことが自分にとって人生にとって重要なこと」に気付いたんです。
だから今は自分と同じ経験や悩んでいる人に向けて温かい手を差し伸べているんです。
実はその男の子が私の次女に不登校のことをこんな言葉で伝えてきたんです。
私はその子の言った意味に涙してしまった瞬間でもあったんです。
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