別室・保健室・支援室・・・あ~私の居場所はどこだろう?
こんばんは。
不登校児の経験カウンセラー山田久美です。
今日も数多くのページから読んで下さり有難うございます。
「家って居場所ですよね」
「学校にも居場所を作ってあげるにはどうしたらいいんでしょうか?」
そんな様子の子供が学校を1日、2日と休み、長くなってくるにつれての不安は半端ないものがあります。
だからどうしても学校へ行って欲しくて先生に相談してみる。
「学校で居場所を作ってあげるにはどうしたらいいんでしょうか?」
先生から「教室以外の場所」の話が出る。
別の場所?どこ?
不登校になってからいくつもの段階があります。
(第一段階)
行き渋り、習い事や部活を休む、頭では行こうと思っている、布団から起き上がらない、顔色が暗い、無口になる。
(第二段階)
身体的要因(頭痛、だるさ、下痢、腹痛など)、感情の乱れ、面倒くさがる、先生や友達と会うことを拒否する。
(第三段階)
1日中布団から出ない、ぼーっとしている時間が多くなる、用事以外は部屋から出ない。
(第四段階)
ゲームやパソコンを1日中やっている、歯を磨かない、お風呂に入るのを嫌がる、勉強はしない、パジャマで過ごすことが多い。
(第五段階)
話しをするようになる(しゃべると長くなり出す)、家族と一緒に食事をしながら笑顔が出てくる、家に居ること以外の思いが出てくる、~しようかなと言ってくる。
(第六段階)
学校へ行ってみようかな?と言ってみたりする、自分の将来を語るようになってくる、友達と話すことを望むようになる、休日に外に出たりできる。
(第七段階)
人に会うことが苦痛でなくなる、将来を語るようになる、友達や先生のことが気になる、突然ポツっと学校へ行ってみることができるようになる。
気持ち、行動で学校へ行かず、身体的苦痛を感じ、攻撃的になったり感情の起伏が激しくなる。
そんな流れの途中で親は段々と自分の子供の将来や学校への不安を覚える時にいくつかの選択が出てきます。
「保健室」「別室」「支援室」
教室ではなく学校内にある場所で過ごすことが許可され、そこから1歩ずつ居場所を作っていく。
教室登校を復帰とする為の前提としてそれぞれの場所で過ごしてみるのはどうですか?ということを学校から言われる。
人は居場所が必要です。
自分はここに居てもいいんだろうか?
自分は必要とされているのだろうか?
そんなことを考え自分がこの場所で何をして行き、何を求め何をやっていくものなのかを考える所として居場所があるわけです。
ずっとそこに居てもいいわけです。
別室登校で3年間過ごすことだってアリ。
支援室や教室を行き来することだってアリ。
色々なやり方があるってこと、そんな居場所の存在があるってことを子供達にも伝えていく。
子供、親それぞれの立場から選りすぐりの場所を見つけていけることもできるってことを知っているだけで違うと思います。
答えは急がなくてもいいんだよ、やってみてダメなら次へ。
そんなことが言える学校作りにしていけたらいいですね。
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