不登校児の心の中を聴くためのNGな言葉
こんばんは^^
不登校児の経験カウンセラー山田久美です。
今日私は会社に飾るお正月の飾り物を買いにホームセンターまで行ってきました。
クリスマスの日なのに陳列しているものはお飾り一色!
あとわずかになってきましたが、体調など崩さずに過ごして下さいね。
今日は普段会話をするにあたって何気なく発している言葉がけの注意点を書いてみようと思います。
不登校でなくても子供の話を聞く時って凄く親は忍耐がいりますよね~
まして自分が忙しい時などに子供の話を聞かないといけない時に簡潔に内容が伝わらないとイライラして会話をまとめてしまうこともあります。
「私はちゃんと話せてますし聞けてます!」
そう思いますよね~私だってそう言いましたから。
当時不登校だった次女の面倒を見てくれている小学校の不登校支援の先生に言ったんです。
「でもさ~久美さん〇〇しなきゃダメだよ、とか〇〇しないと大変だよとかって言ってない?」
う・・・具体的に言われると確かに子供にそのような問いかけをしていたような・・・
自分じゃできているつもりだったわけ。
聴く=傾聴なわけです。
始めのうちは黙って話を聞いていましたが、段々とつい口を出したくなり言葉をあげてしまうこと。
じゃあ~どんなことが辞めた方がいいのかな?
①「~しなさい」「~しなきゃダメ」
これは指示したり親の意見を子供に伝えている時です。
②「あの時はいい子だったのに・・・」
「昔ははいい子だったのに・・・」
これは過去の部分に触れてみた時です。
③「お母さんどうしたらいいの?・・・」
「悲しくて仕方ないわ~・・・」
親が辛い顔を見せている時です。
こうした声掛けは普段何気にやってしまうと思うんです。
子供の話を黙って聴く「傾聴」を続けていたとしても答え方一つが重要な部分になってしまうことをきちんと理解した上で傾聴ずることがいいかと思います。
その他世間体を気にする言葉やその子の性格について触れてしまうことも親としての考え方や受け取り方をただ伝えているだけになります。
子供からするとますます「自分はダメな人間」「必要とされてない」「自分は価値がない」と否定的な部分が浮き彫りになり萎縮してしまう可能性もあります。
子供が自分から話をしてくるって時は「聴いてもらいたい」そんな想いからわかって欲しいと感じ気持ちを落ち着けたいのが本音だと思います。
話を聴くときも冷静にかつ平穏な気持ちで聴くことが大事だと感じています。
そしてもっともやってしまうこと。
それは安易な慰めをしてしまうこと。
子供「僕はどうして学校へ行きたくないかわからない自分が情けない・・・」
親「大丈夫よ、それほど気にすることないのよ」
子供がやっと本音を呟いた時にこそ安易に聞こえる慰めを言うのは控えた方が無難です。
何故かというとその言葉をやっとの思いで伝えたのに簡単に「大丈夫よ!!」っていうのも受け取り方で「大丈夫ではないから話しているのに・・・やっぱり分かってもらってない・・・」と逆効果になる場合もあります。
励まし言葉の「頑張って」「何とかなるよ」「気にしなくていいよ」
これって私も結構使ってしまったのですが、簡単に反応してしまうと「本当にわかっているの?」という思いになることだってあります。
言葉ってそれぐらい難しいし、慎重にならざる負えない部分もあります。
一番簡単な傾聴での受け答えでの対応はこんな感じです。
「辛いよ」って言ったら「〇〇は今辛いんだね」
「学校に行きたいけどわからないよ」って言ったら「〇〇は学校へ行きたいけどわからないんだね」
「勉強がわからなくなってきて不安だ」と言ったら「〇〇は勉強がわからなくて不安になってきたんだね」
こうやって相手が言った言葉をそのまま繰り返してあげるんです。
傾聴講座などでも言われるのですが、気の利いた言葉を言うというよりも相手の言葉をそのまま繰り返すだけで「わかってもらえた」と実感するんです。
沈黙があってもいいんです。
それを恐れずに子供の声を引き出せることも親としては必要になります。
焦らずにやりましょうね。
1人じゃないよ。
最後までお読み頂きまして有難うございます。
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