不登校という悩みを言葉にすると辛いですか?
こんばんは。
不登校児の経験カウンセラー山田久美です。
ご縁があって私のブログに辿り着いてそして読んで頂き本当に有難うございます♪
不登校
この言葉を聞いてどう思われますか?
うちには関係ないからよくわからない~って?
でも今クラスでは不登校になっている子供の数が多くなってきています。
だから不登校の会が全国であり、親同士が集まって1人じゃないを実感してもらって勇気をもらえる場としてそれぞれが活動をしています。
私は次女が小学校4年生の終わりから不登校を経験したときに、自分が自分でない状態になり何をどうしていいのかわからなくなったんです。
色々とネットで調べたり、先生に聞いたり、教育委員会へも行ったり、不登校の会にも参加したことがありました。
不登校の会ではもちろん不登校になった親御さんや今現在不登校を抱えている親御さんなど色々な方が集まって「不登校になって」とか色々な議題で話が始まります。
そこでは周り全員が不登校に何らかしら関係がある方ばかりなので、「子供が不登校なんです」と言っても抵抗がない環境なんですよね。
同じ経験者が集まっているので理解してもらいやすい。
すぐに不登校の情報が入ってくる。
アドバイスなど貰いたい場合は経験からのアドバイスがある。
教育関係者など顔が広い方も多い。
子供が大きくなっている親御さんも参加してアドバイスをしてもらえる。
そんな会が同じ地域にあるなんて知らなくて教育委員会へ行ったときに教えてもらったんです。
私は1度だけ参加したことがありました。
当時は6人ぐらいの親御さんが参加されていて、私ともう1人が不登校中の親でそれ以外は18歳から25歳ぐらいになったお子さんを持つ元不登校家庭の方でした。
受け入れて下さり、どんな状況なのかを話するのですがそのあと元不登校の親御さんが現在の話をしてくれたんです。
不登校歴もほとんどが小学校1年生から中学校まで全く学校に行かれずに高校も通信制高校へ通っていますという親やいまだに部屋からお子さんが出てこないという親御さん達の話でした。
私の不登校の会へ行った目的は子供にどんな対応をしていたのか?という話を直に聞いてみたかったからでした。
しかし私は自分の話より元不登校経験者の話の深さ、難しさ、壮絶さに聞いている私は段々と具合が悪くなるのがわかったんです。
「こんなに大変だったのよ」
「先生は全く理解してくれないから」
「子供は自分で自分を痛めつけていることもあった」
経験者の話を聞いているうちに頭が痛くなり、吐き気と何とも言えない空気感に堪えられなくなってきたんです。
2時間という時間を私は耐えて、会が終わるとすぐに部屋から飛び出し公園へ行きました。
不登校の会は夜行われていて仕事が終わって参加したのですが、開始時間が19時から21時までの2時間を情報交換の場として行われていたんです。
会の終わった21時になりすぐに部屋を出て夜の暗い公園へ行き私は抑えていたものが一気に噴き出し涙へと変わっていきました。
嗚咽を吐くように苦しくて苦しくてやっと外の空気を吸ってブランコに座って気持ちを落ち着かせました。
何で私がそれほどまでに具合が悪くなったのか?
それはあとになって私は自分で実感したのですが、不登校というものが壮絶な苦しみだと知ったこと、そして今だに悩んでいる子供達への思いが深い。
でも明るいような顔で言っていた元不登校の親御さんの心の中はまだドロドロした不安感が動いているのが感じられました。
簡単に言うと負のエネルギーが部屋中に溢れていたんです。
「不登校になった子供がいます」
全く知らない方へ言う場合と元不登校の親御さんへ言うのと同じだと思っていた感情が違うことに気付いたんです。
全く不登校を知らない経験がない親御さんに言う時は知らないから相手は興味本位かもしれないけど一応聞き役になっているんですが、元不登校の親は自分の経験と共に教師への不満、家庭での不満、周りへの不満を伝えてくる。
非常に空気が重く経験者が「そうよね~」って感じていることだけをしゃべっているだけだったんです。
そんな想いから私は1人で夜の公園で気持ちを落ち着かせていた時間は何分が過ぎた頃でしょうか・・・
私の携帯電話が鳴りだしました。
ぼっーとした時間を過ごしていたので時間も全く分からずにいたので、それが22時半を回っていたのを知ったのは電話があった時でした。
あ!私は時間が経つのも忘れて居たこと。
「私何していたんだろう?」そんな気持ちになってふと我に返った瞬間でした。
不登校に子供がなって学校へ行かない、行きたくない。
そんな思いから自分が辛いし不登校なんですなんて言えないって思うこともあると思います。
でもね、不登校が恥ずかしいわけではない。
恥ずかしいという以前に不登校というものを理解できず、マイナスなことばかりを言うこと。
その方が聞いて居る方にとっては辛い現実になってしまいます。
私はそれ以来その会には参加をすることを辞めました。
不登校って辛いって言うのを少しでも軽くできるような集まりが親にとっては嬉しいのではないかな?と凄く感じた瞬間でした。
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